memberの詠んだ短歌、俳句を紹介します。

 

 

「ながめれど  常しへにかなし  雨間時」  

 

「永久への願ひを  しのぶる黄昏」 

 

 

 

長雨のなか、物思いにふけると

いつも心がかきたてられるのは、雨が降り止んでいる間

 

そして、長く遠い永遠への願いを黄昏時の空に

隠しながら思い慕い黄昏る

 

 

 

 

          2011・3・1  光花

 

 

「儚くも  散り逝く霊は  雪の園」

 

「あける寒気は  哀しみ時雨」 

 

儚く散っていく魂を看取るのは、雪が降って真っ白の庭のように静かで

初春に向けて寒さが、あけていくように悲しみも

時々ぶり返しては貴方を思い出す

 

2011・2・6  大介

 

 

「修羅の地に  時雨しきりに  咲くは死に花 」

 

「散るが運命か  想い残して」

 

 

戦の地にて、雨が降っては止んでを繰り返す中、死んでいく戦士は

紅い花を咲かし、死ぬ運命を受け入れながらも

遠く暮らすあの人への想いを無念に思う

 

 

 

2010・12・20  大介